マイナンバーカードと健康保険証の一体化について

2021年10月よりマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになって、早1年が経ちました。
「そんなに前から使えるんだったの?」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先日マスコミで「政府が従来の健康保険証を2024年秋を目途に廃止する方針」というニュースが
大きく取り上げられましたね。
このニュースでマイナンバーカードが健康保険証として利用ができることを
改めて認識された方、マイナンバーカードの発行手続きをされた方も多いことと思います。

2022年10月末時点でマイナンバーカードの交付率も51.1%と全人口の半数を超え、
今回の政府の方針を機に、より普及が進むことが考えられますね。

さて、この度マイナンバーを担当するデジタル庁が同庁に寄せられた質問や意見を取りまとめ、
マイナンバーカードと保険証の一体化についての「よくある質問」を公表しましたのでご紹介します。

Q1
マイナンバーカードと健康保険証を一体化し、紙の健康保険証を2024年秋めどに廃止すると聞きました。
マイナンバーカードの取得は任意だと思っていましたが、必ず作らなければいけないのでしょうか。
…(中略)…
マイナンバーカードを取得できない者は保険診療を受けることができなくなるのですか。

A1
マイナンバーカードは、国民の申請に基づき交付されるものであり、この点を変更するものではありません。
また、今までと変わりなく保険診療を受けることができます。
…(中略)…
なお、紛失など例外的な事情により、手元にマイナンバーカードがない方々が保険診療等を受ける際の手続については、
今後、関係府省と、別途検討を進めてまいります。

Q2
マイナンバーカードと健康保険証を一体化し、紙の健康保険証を2024年秋をめどに廃止すると聞きました
マイナンバーカードを健康保険証として使える医療機関も少なく、
従来の健康保険証よりも診療報酬が高くなると聞きましたが本当ですか。


A2
…(略)…
2023年4月からは、全ての医療機関・薬局において、マイナンバーカード保険証を利用して受診ができるようになります。
なお、マイナンバーカード保険証を利用した際の自己負担額は、2022年10月より改定されています。
…(中略)…
マイナンバーカード保険証を利用した方の費用負担が余計にかかるということはなくなりました。

デジタル庁  よくある質問:健康保険証との一体化に関する質問について


上記内容の他に、
マイナンバーカードのセキュリティについて等のQ&Aが掲載されております。
これからカードを作成するのにやや不安を感じている方、
保険証の一体化についてより知りたい方は以下リンク先をご確認ください。

(ご参考)
デジタル庁HP「マイナンバー(個人番号)制度」 
       「よくある質問:健康保険証との一体化に関する質問について
厚労省HP  「マイナンバーカードの健康保険証利用について
総務省HP  「マイナンバーカード交付状況について